ISO 12141：2002－固定発生源排出物質－低濃度の粒子状物質（ダスト）質量濃度測定－マニュアル重量法

摘要

大気技術委員会では，ISOなどの国際現格の情報を入手し，国内規格であるJIS改正に反映してきた。本誌5月号では，ISOで審議中の「固定発生源からの排出－ダクト内の流れの流速及び体積流量の測定－について」を日本語に翻訳し報告した。今回は，ISO 12141：2002を翻訳し，さらに，日本の規格と国際規格とを比較し報告する。ISO 12141：2002は，焼却炉から発生する低濃度の粒子状物質を重量法で測定するマニュアルである。排ガスの状態が不安定であるか，反応性であるか，または半揮発性の物質を含むものならば，測定値はサンプリングに依存するので，これらについても言及している。