EVENT WATCHER：テロ対策特殊装備展'11（SEECAT）

摘要

日本通信エレクトロニック（株）ブースでは、イラエルなどの輸入製品の展示とデモを行っていた。特に今回、同社が注力しているのがイスラエル製の「戦術的壁透視画像システムX?Ver400」と「軍用車両防弾板」である。Xaver400は、超広帯域（UWB）センサーにより壁の内側にいる人物の人数と位置についての情報をリアルタイムに把握できるというもので、小型·軽量·堅牢で操作も容易であるため機動性に富み、世界中の主要な軍隊、警察で採用されているという。一方、イスラエルプラサン社製の軍用車両防弾板は、前回、小誌ても紹介したが、軽量の複合材料を使用しており車両自体の性能を制限することなく小火器、簡易爆発物や地雷から車両を防護できる。同防弾板の装甲車両はパトロール、テロ対策、特殊部隊などの貨物輸送の現場で、実際の戦闘において、その性能を実証中であるという。この他、同ブースでは南アフリカCochrana社製の高速展開バリアシステム、赤外線カメラ内蔵型船舶用サーチライトNight FINDER（アメリカCarlisle＆Finch社製）、コスパスサーサソト対応の個人救命用携帯無線機（イスラエル製）などの展示も行っていた。