榨乳を再開し、48年ぶりにオリジナル牛乳を復活神奈川県立相原高等学校畜産部

摘要

相原高校は農業系3学科と商業系3学科を併せ持つ専門高校。農業系学科の一つである畜産科学科では、約120人の生徒が産業動物の基礎的な知識や技術を学んでいる。同学科の約半数の生徒が所属する文化系部活動の畜産部は、大きく牛と鶏の一一つに分かれて活動し、牛担当の部員たち(2009年度20人)が、同校で飼養する乳牛4頭、肉牛13頭を、土日祝日も含めて每日交代で管理している。以前は、肉牛の繁殖.肥育をメーンにしていたが、引き受け手がいなかったジャ—ジー牛1頭を東京農業大学から譲り受け、同牛が08年10月に分娩したのをきつかけに、時代の流れとともに行われなくなつていた搾乳を再開した。管理作業の負担から搾乳を中止することはよくあるが、再開するのは珍しい。