[キーニイ]の一節には酪農经営の基本が凝缩年問7，000人を受け入れる酪農体験でも役立つ

摘要

戦後、長野県からの開拓団が開墾した静岡県富士宮市の朝霧高原で長年、酪農教育ファーム活動に取り組んできた松下克己さん(66)。朝霧高原の70年にわたる開拓の歴史と自身の経営 の歩みを振り返ってもらった。松下牧場のある朝霧高原は、かって旧 陸軍の少年戦車兵学校の演習場として使われていた原野で、農業には適さない荒れ地 だった。そこが都府県有数の酪農地域となるきつかけは、第2次大戦後の1946年1 月、長野県下伊那郡大下條村（現'阿南町） が農家の二、三男対策で復員者などを募つ て結成した西富士長野開拓団が入植したこ とに始まる。その開拓団の中に父（儀一さ ん=故人）がいた。