NiFe_2O_4ナノ粒子の交流励磁発熱特性とac/dc磁化特性による評価

摘要

磁性ナノ粒子をハイパーサーミアの発熱体に使用する研究が多く行われている。ハイパーサーミアによる治療では、がん腫瘍付近を42.5度以上にすることで腫瘍のみを殺傷できるため、治療による副作用を減らすことができる。また磁性ナノ粒子を使用することで深部の腫瘍への加温が可能であると期待されている。今回、粒径の異なるNiFe_2O_4の発熱特性及び磁化特性の測定を行い、粒子の発熱を引き起こす各損失と、粒径による違いを明らかにした。