歯学部5年生の研究室配属による歯科放射線ティーチングフアイルの作成

摘要

歯科医学の急速な進歩に伴い，歯学生の学ぶべき知識量や修得するべき手技も顕著に増加·高度化している。同時に厳しい社会情勢，少子高齢ィヒ及び歯科医師の需給問題に伴い，より社会のニーズに答えられる質の高い歯科医師の育成が叫ばれている。このような時代背景をもとに本学を含め他大学歯学部及び歯科大学の各教育機関において新たな教育手法の模索が行われている。当九州歯科大学でも，新たな教育手法のいくつかが開始され，既に3年間のカリキュラムが終了している。代表的な具体例として，講義及び実習の統合化，チュートリアル教育の導入，そして今回紹介させて頂く 5年次生における研究室配属が挙げられる。当大学の研究室配属は平成18年度に開始され現在の学年で4度目となる。