ゲノムから読み解く生命システム―比較ゲノムからのアプローチ第10回 共生の比較ゲノム：マメ科植物と根粒菌の共生窒素固定系

摘要

自然非において，捕物と微生物は櫻接に相互作川をしながら生活している．両者の関係は，時には病原微生物と帖物の感染·防御の攻防であったり，また柑利共生のような柵物の生育に有利に働く微生物との相互仲川であるなど，その様式は鋸に様々である．近隼，微生物と柿玉柏物双方のゲノム情報を利川した師析から，柚物と微生物の相互認識やその後のシグナル伝達に問わる多くのファクターが同定され，これまでの形態的な観察からでは知り得なかった興味灘い情報が数多く得られるようになってきた．本稿では，ゲノム研究の進展が顕著であるマメ科植物と根粒薗の共生系に着目して，ゲノム僻桝が終了した根粒菌ゲノムの特徴と根粒菌の宿主特異性に関するこれまでの知見を紹介したい．