ルウェー自然研究所(Norwegian Institute for Nature Research)に研究留学していたころ,いくども魚の影を追い求めてフィールドワークに出かけた.ノルウェー国内のどこでブイールドワークがおこなわれようと,喜んで足を運んだ.研究所の博士らに「次は北極圏が目的地だ.ヒロも行かないかP」と誘われれば,二つ返事で快諾した.無知にして無学であるため,少しでも異文化にふれ見識をそえなたいという崇高にして高遠な願望のためである.しかし,頭ではこのように理解していても,体が言うことをきかない.訪れたことのないところに行きたい,知らないものを見たい,つまり何でも食べてみたいとなってしまう.
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