レ一ザ一?光技術が拓く科学技術の新潮流

摘要

科学?技術は本来人間が幸せに生きるために活用されるベきものであり.研究?開発の目標として明確な実用的成果(出口)を設定することは,必ずしも次善の策ということではありません.しかし自然の奥深さ,科学技術の豊かさを考えれば,3年や5年で成果を得る事ばかりでなく 10年?20年のスヶ一ル,時には50年?100年のスパンで成長し,豊かな実りをもたらすような分野や課題を探求することを忘れてはならないのです.社会のありようが変わっても普遍的に重要なこと,あるいは社会の変化の原動力となるような課題こそが国が進めるベきものであり,社会からそのような役割を付託された大学あるいは大学人の使命でもあります.