自然科学研究機構生理学研究所細胞器官研究系機能協関研究部門

摘要

んにちは． 名古屋学芸大学管理栄養学部の 久場健司先生よりバトンを引き継ぎました。 久場先生は私が生理学の世界に入るきっかけと なった最初の師匠にあたります．今から15年前の 1995年(平成7年），私が佐賀医科大学(現佐賀大 学医学部）の学部6年生の時に，当時久場先生が 主宰しておられた生理学教室に出入りさせていた だいたのが最初のご縁です． 当時佐賀医大では学 部6年次に「選択コース」と称して，全ての必須 医学カリキュラム終了後に自らの希望に沿って自 由にカリキュラムを組めるというシステムがあり ました． 私は高校時代の最初の頃は，いわゆる ［スーパードクター」（当時そんな漫画がはやった） に憧れて医学部を志したものの，受験勉強してい る間に自分は物理や数学への志向が強いことに気 が付き，しかしそれで食っていくということには 当時は二の足を踏んで結局医学部に入ったもの の，やっばり自分は自然科学の研究者になりたい かなあとポリクリの前には意思が固まっていたと いう，今振り返れば本学会所属の諸先輩方の中に も時折見かけるパターンの一人であったように思 います． ただ，私は学部時代は留年せずに授業も 前の方に陣取っていましたし，部活動（バスケ）も よくやりました． また友人たちと「温泉ッアー」と 称しては，夜中に車に乗り合いして九州中の豊か な温泉街をあちこち訪れることもしょっちゅうあ りました． これだけやることやっても，佐賀とい うところは都会と違って誘惑の少ないところが非 常によかった． 卒業後は物理系の大学院に行こう と本気で考え，それに向けた準備も自分でしてい ました。