セラミック定着体を用いた地下構造物の耐震補強工法の開発と適用

摘要

1980年より古い設計基準に従－ 。て設計施工された地下RC構造物の中には，現在の設計基準で照査すると，耐震性能を満足しないものが多く存在ナることが知られている。これらの地下RC #造物に対する耐震補強は，内空側からの施工が一般的であり，施工上の制限から有効な補強工法が限られていたのが現状である。そこで，鉄筋の両端にセラミック定着体を有するセラミックキャップバーを、既設構造物に後施工で挿入することでせん断耐力を向上させる，セラミックキャップバ一工法（以下，CCb工法）を開発した：本報では，Ceb工法の概要と特徴，開発の過程で行った確認実験，設計法，並びに施工実績と今後の展開にっいて報告する；