東南極·宗谷海岸の陸上沿岸露岩域に点在する未固結細粒堆積物の粒度組成の特徴と成因

摘要

宗谷海岸躍岩城に点在する来固緒細粒機構物は，従来の研究で水成堆積物（テイル）や氷河底テイルと記載されてきたが，その成因や堆積環境について検討されたことはなかった. 究では，米国紙細粒瑚概物95試料の粗慢を測定し，氷河底成岩層（底面水中の岩層とロッジメントテイル）の粒度組成との比較によって，それらの成因を檢討した．その結果，氷河底成署屑は粘土から砂までの幅広いサイズの粒子で構成され，砂分と粘土分にモ一ドが現れるバイモーダルな頻度分布で特徴づけられ早ことが明らかとなった．一方，未聞結細粒堆稽物の大部分は主に粘土とシルトから成り，多様な粒径頻度分布を持つ．ただし、礫や隆起海浜堆積物に覆われる来固結細粒堆積物には水村底成岩層享同じ粒庶組成巷持つものがある．これらのことから，宗谷海岸曙岩城の未闇緒細粒堆穂物は，その地域にかつて広く堆積していた氷河底テイル由来の堆積物が両極勤した物質を大盤に含むと考えられた．