東洋スチレン、PS需要低迷、三〇～四〇％減産二月から値下げ実施、三月以降の荷動きに期待感

摘要

東洋スチレンは昨年末から急激に悪化しているPS　（ポリスチレン）　の需給環境に対応し、減産幅を三〇～四〇％に拡大している。同社は昨年末から年初にかけての約十日間、三工場七系列　（年産二十七万八千t）　のうち六系列の操業を順次停止させ、在庫調整を急速に進めた。しかし、一～二月はPSの不需要期であることや、景気減退による影響から引き続き事業環境は厳しい状況にある。