JHFC千住水素ステーション70MPa供給設備実証試験開始状況D東京ガス（株）水素ビジネスプロジェクトグループ

摘要

千住水素ステーションは、平成14年度に開始されたJHFC事業により建設され、平成15年5月の正式にオープン以来、車両への水素燃料の充填実証を行ってきた。燃料電池自動車の実用化にあたっては、車載水素貯蔵方法および走行距離（航続距離）の伸長が主要な課題となっており、70MPaでの車載水素貯蔵は、水素搭載量を増やし、航続距離を伸長する有効な手段の1つとして海外でも実証試験が進められている。このようなことから、国内でもJHFC水素ステーションの一部に、従来の35MPaでの充填設備に付加して70MPaの充填設備を増設し、実証試願を実施していくこととなった。この先頭を切って、千住水素ステーションが、9月に完成し、実証運転を開始したので、その設備と運転試験の概要を紹介する。