環境マネージメントシステムにおける情報ネットワークの活用

摘要

環境問題を放置する企業は21世紀に生き残ることはできない。 規制はますます強化される色このような状況にあって,他から強制されてから環境マネージメントシステムの構築を始めるようでは「すでに企業間競争に後れを取ってしまっている。 」といわざるをえない。 逆転の発想で他に先駆けた環境改善活動を着実に実行することで，事業活動の効率化と競争力の向上を両立できるはずである。 今からでも決して遅くはない.実体験に則したノウハウに裏打ちされた,情報ネットワークを活用した環境管理支援システムの導入により遅れはいくらでも取り戻せる.実際に，環境ISOの認証は取得したが,毎年の審査を維持するためにわれわれのシステムを利用する方々が急激に増加している。 このシステムで，すべての環境デー夕をサーバーでの一元管理に置くことができれば，蓄えられた環境データとネットワークの活用により,完全ペーパーレスでの継続的な審査も可能になる。環境管理活動は，組織の全員が着実な努力を積み上げることで始めて効果が表われてくるマネージメントシステムである。 1つでも多くの組織がわれわれが開発したシステムを導入して環境活動に参加し，つぎの世代へ美しい地球環境を引き継げる一助にしてほしい。 ここで述べたシステムの詳細についてはインターネットホームページ（URL：http：//ecoassist．omika.hitachi.co.jp）で確認できる。