低圧絶縁監視システム＜日立産機システム·絶縁監視システム（lor方式）＞

摘要

一方、計画保全として実施されている絶縁抵抗測定では停電を必要とし、回路数の多い低圧配電系統では短時間に複数箇所の測定を実施する局面が多いことから、測定にかかる工数と費用がかさむなどの問題があった。また、近年では長期間にわたって停電できない重要な設備が増加し、この間の劣化状態の把握が困難なケースが多くなった。加えて、団塊世代のベテランの保全者から若手保全者へとシフトしているエネルギー需要家も多く、保全業務が一つの局面を迎えていると考えられている。こうした状況を受け、近年電気設備稼働中でも常時絶縁劣化の状況を測定する低圧絶縁監視システムが各メーカーから発売されている。その一例として弊社で開発した低圧絶縁監視システムを紹介する。