CAE活用事例：総合型プレス成形シミュレーション「AutoForm」活用事例～ダイフェイスモテラーから統計学を利用した最適化ツールまで

摘要

プレス成形シミュレーションのニーズは年々拡大しており、昨今では自動車メーカーや大手金型／部品サプライヤーのみならず、中小規模の企業においても導入が進んでいる。 このようにプレス成形シミュレーションのニーズが拡大している背景には、(1)自動車メーカーにおける一層の開発期間短縮とコスト削減；(2)サプライヤーにおける国内外自動車メーカーからの開発期間短縮とコスト削減の要求(3)自動車業界における金型、プレス部品を受注する際の見積精度の向上、および取引先からのシミュレーション結果の提示要求；(4)ハイテン材、アルミニウム材をはじめとした新素材への対応、およびスプリングバックへの対策／検討；(5)設計者と生産現場担当者（自動車メーカーとサプライヤー）との意思伝達手段；(6)熟練工の減少に伴うノウハウの継承手段の確立；(7)サイマル部門における製品設計精度の向上に向けた取組みの加速と、後工程からの手戻り防止。などが挙げられる。また、このほかにもコンピュータのCPU性能が格段に向上したことで安価なパソコンでも短時間で精度の高いシミュレーション結果を得られるようになったことも中小規模のサプライヤーでの導入を加速させている要因と思われる。