ASTM B 10 委員会出席報告

摘要

新金属協会ジルコニウム部会を代表してASTM委員会へ出席させていただいた。 ここでASTM 規格の制定,改訂が検討されているが,注目している低Sn ジルカロイの規格化については，性能に関する技術デ一夕の不足で登録までには相当時間がかかりそうを様子である。 またジルカロイー2のノジュラ一腐食に関するラウンドロビンについては適当な供試材が準備出来ずに行き詰まった感じがするが,炉内挙動を評価出来る炉夕順食試験法の開発は重要な項目であり，今後の進展を期待したい。 今回の開催地ノ一フォ一クほ世界最大の軍港都市であることば有名であるが，3年前にもこのASTM委員会が開催されている。 会場となったホテルは海に画しており,そこからは停泊中の大型船が遠望される。 会場近くの海洋博物館(写眞)には，ジルカロイが初めて使用された原子力潜水艦ノーテラス号とジルカロイの開発者で，第1回クロール賞の受賞者であるAdmieal Rickover提督が紹介されているとのことであったが,時間がなく見ることが出来なかったのは残念であった。 最後に，新金属協会事務局並びにジルコニウム部会の皆椋にお礼申し上げます。