クラウド·ソリューション

摘要

来るべきスマートコミュニティ時代に向け，東芝グループはクラウドを積極的に活用した“トータルストレージイノベーション”，“トータルエネルギーイノベーション”を推進しています。2012年1月に発足したクラウド＆ソリューション事業統括部は，東芝ソリューション（株）とともにグループ各事業部門と連携し，あらゆる事業のクラウド化を実現するため，様々なICT（情報通信技術）インフラ，クラウド基盤，ソリューション，及びサービスを開発しました。ICTインフラについては，事業継続に向け信頼性の高い東京第2データセンターを開設し，今後は北米，欧州，アジア圏での開設も予定しています。クラウド基盤としては，高セキュアなIaaS （Infrastructure as a Service）を提供すると同時に，社会インフラ事業や半導体·ストレージ事業の強みを生かし，膨大なセンシンクデータの収集，大規模データの高速な蓄積，及びビッグデータの分析処理と利活用を支えるPaaS （Platform as a Service）群を開発し，スマートコミュニティプロジェクトでの適用を開始しています。ソリューションとサービスの分野では，クラウド＆モバイルにより業務環境を一変させる仮想デスクトップサービス．医療·ヘルスケア情報を保管する堅ろうなアーカイブサービス，及び個人のたいせつな思い出コンテンツを安全に長期間保管するデジタル貸金庫サービスを商品化しました。クラウドコンピューティングは，先進国だけでなく新興国での事業展開にも欠かせないキーファクターです。今後とも，グローバルな事業展開の視点から，ICTインフラ，クラウド基盤，ソリューション及びサービスを拡充していきます。