家庭内の映像情報のデジタル化が進んでいる。 現行TV放送のHDDやDVDへの録画機能を搭載したビデオレコーダが普及し,2005年からは本格的にデジタル放送サービスが拡大される予定である。 一方,PCでも,TVチューナを搭載しHDDへの録画機能を実現したモデルが数多く発売されるようになった。このような各種AV機器の中にデジタル化された映像データが点在する環境が生まれたことにより,これらデジタルAVコンテンツを家庭内で共有したいというホームネットワーク化の要求が急速に高まっている。 このようなデジタルAVコンテンツのネットワーク化の標準方式として有力視されているのがDLNA(Digital Living Network Alliance)が規定している方式である。 DLNAはソニー(株)やインテル社などのメーカーを中心に,計170社以上のAV機器メーカーが賛同する業界団体であり,そのプロトコルとしてUPnP(Universal Plug and Play)をベースとした機器制御方式,HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)などをベースとしたデータ転送方式を採用している。
展开▼