これからの物流戦略を考える--IT時代におけるロジスティクス

摘要

今日は、「これからの物流戦略を考える」というテーマで、特にIT化、情報化の進展と絡めた物流の話をさせていただきます。 物流とかロジスティクスといいますと、皆さま方の日々のお仕事と直接の関係が少ないかも分かりませんが、できるだけ実務に即したような形でご説明させていただきたいと思っております。 今日お伝えしたいことが3点ございます。 まず1点目は、情報化が進めば進むほど"物流"といったリアルな世界が実は非常に重要になってくるということです。 2点目は、ここ当面は"サプライチェーン·ロジスティクス（SCL）"の構築がキーになるというお話をさせていただきます。 カタカナ言葉がたくさん出てきますが、適宜説明を加えながら進めさせていただきます。 ただ、"物流"や"ロジスティクス"の分野では、今このサプライチェーン·ロジスティクスという概念がキーワードになっているとだけ覚えておいていただければと思います。 サプライチェーン·マネジメント（SCM）やデマンドチェーン·マネジメント（DCM）など、経営手法として最近いろいろな言葉が出ておりますが、これと関連した物流面での概念というふうにご理解下さい。