(14102)来年度は堅調、120万トン超へ--今期経常益は13億5000万円目指す

摘要

鋼板加工大手の五十鈴（鈴木貴士社長）の2011年魔の鋼板出荷量は、現時点で期初計画より1万トン少ない116万トン程度とやや下振れする見通しだ。東日本大震災による自動車産業のサプライチェーン寸断で落ち込んだ需要が6月境から想定以上に回復していたが、ここにきてタイの大規模洪水の影響が国内の自動車生産にも表れているため。ただ、経常利益で13億5千万円、当期利益で7億6千万円とした期初の利益目標についてはコスト削減効果などにより達成を目指す。また、12年度は需要改善を見込んでおり、鋼板出荷量で120万トン以上への増加を期待している。