「回復傾向も厳しい」と界面工の総会で阿部会長震災で操業休止した鹿島地区の工場も5月に復旧

摘要

日本界面活性剤工業会は4月22日，第61回総会を東京會舘において開催した。総会後の記者会見において，阿部清孝会長（ライオン㈱取締役）は「平成22年の界面活性剤は，大きく落ち込んだ21年に比べて回復傾向が伺え，生産量は95万8,000トンで前年比105％，出荷数量79万6,000トンで110％，出荷金額は2,075億7,000万円で112％となった。前年に比べて12カ月すべてがプラスになっている。しかし，生産量は依然として100万トン以下に止まっており，これは昭和60年代の実績と同じレベルで，回復傾向にあるとはいえ厳しい状況が続いていると認識している」と語った。