エポキシ樹脂電気が27％減

摘要

2001年の内需はIT不況に伴う電気分野の低迷，国内の景気不振により塗料，土木建築·接着·その他が減少，2000年までの2年連続の過去最高から一転し，89年出荷水準まで落ち込んだ。 そのなかでは唯一船舶·重防用塗料が増加。 輸出はIT不況の影響で台湾，東南アジア向けが前年比で40％近い減少となり，出荷合計は3年ぶりに減少。 国内メーカーは電気向けグレードを中心に大幅な減産を余儀なくされた。 積層板メーカーなどの海外進出の加速，台湾，中国などの積層板メーカーのエポキシ樹脂分野への進出などもあり，今後は東アジア地域を見据えた国際的な事業戦略が必要になっている。