2011年3月期決算JXHDは初年度大幅な経常増益統合シナジー、製品マージン改善が貢献

摘要

JXホールディングスの2011年3月期連結決算は、売上高が9兆6,343億9,600万円、営業利益が3,344億200万円、経常利益が4,136億6,700万円、在庫影響の除きの経常利益が3,561億円、震災による特別損失を1,160億円計上した当期純利益が3,117億3,600万円となった。JXHDが発足して初年度の連結決算は、中核事業会社のJX日鉱日石エネルギー、JX日鉱日石開発において、石油製品マージンの大幅な改善、原油価格の上昇、JX日鉱日石金属において銅価格の上昇により、経常利益が大幅に改善した。また、昨年発足後に策定した中期経営計画での石油精製販売事業の劇的な変革への取組みで、JX日鉱日石エネルギーが40万b／dの製油所能力削減の早期実行が業績に大きく反映される結果となった。