サルファーフリーで投資増加

摘要

日本政策投資銀行は8月4日に今年の設備投資調査をまとめた。それによると、2004年度の設備投資計画ではバブル後初の2年連続2桁増となる製造業が牽引し、非製造業も小幅増となることから全産業では6.9％増加する。 製造業、非製造業とも、増収増益を見込むなか、設備投資はキャッシュフローを大幅に下回る計画となっている。 一方、減価償却費との比較では、製造業が2002年度を底に上昇に転じ、半数を超える企業が減価償却費を上回る設備投資を計画。 効率重視の選別投資姿勢を維持しつつ、製造業を中心に資産圧縮から攻めに転じる企業が増えている。 全産業ベースでは対前年度比伸び率は2003年度実績の1.1％減、2004年度計画が6.9％増、2005年度計画が7.6％減。 製造業は11.3％増、18.8％増、7.9％減、非製造業は6.0％減、1.3％増、7.5％減。 2004年度計画ではそれぞれ増加するが、2005年度計画ではすべてマイナスに転じる。