WTI57ドル台、最高値更新ドバイは初の50ドル台に高騰

摘要

3月30日から4月5日の原油市況は、米国の原油在庫が増加したことが下げに働いたものの、ガソリン在庫の減少で投機筋の買いが膨らみ、原油も連られ57ドルを超えて過去最高値を更新。 その後、利食い売りを浴び反落した。3月30日はEIAの週間在庫統計で、原油在庫が事前予想を大幅に上回る540万バレルも増加して売りが強まり、一時は下落した。 しかし、その後買い戻しが入り、下げ幅が縮小した。 31日は、昨日発表の週間在庫統計でガソリン在庫が減少し、ガソリンとヒーティングオイルが過去最高値を更新。 原油も連られて急騰した。 4月1日は、この日も石油製品の再拾遺迫懸念を背景にガソリンとヒーティングオイルが続伸、過去最高値を更新し原油も連られた。 また、米証券大手のゴールドマン·サックスが105ドルまで原油価格上昇の可能性を指摘したこと、ベネズエラPDVSAの製油所が停電で操業を停止したと報じられたことも強材料に働き、57ドルを突破し、史上最高値を更新した。