中国経済純化懸念で価格足踏み:対照的に好調なのは米国経済

摘要

3月13～20日のWTIは米国の景気回復に伴う需要増の観測から上げ基調で推移したが、サウジアラビアの増産余力発言に加え、中国景気の鈍化懸念から価格が105ドル台にまで落ち込んだ。13日は米商務省の小売売上高が前月比1．1％増だったことから反発した。ただし、景気判断を引き上げた米連邦公開市場委員会（FOMC）の声明は、借り入れコスト低下への新たな措置には踏み切らなかったことから上げ幅は限定的だった。