小型Cubic Anvil Cellの開発と希土類金属間化合物の高圧下物性

摘要

高い静水圧性を有するキュービックアンビル圧力発生装置においてより低温までの測定を目指して、小型キュービックアンビル装置の開発を行った。圧力保持方法をクランプ型にするなどの装置の軽量化を行った。その結果、小型化にも関わらず従来型と同じ試料空間を確保した配置において、室温で8 GPaまでの圧力発生に成功した。さらに3Heクラいオスタットを用いる土とにより、測定最低温度を従来型の2Kから0.58Kへ拡張することに成功した。最近、さらに小型化·軽量化されたキュービックアンビルセルの開発にも取り組んでいるので、学会ではそれらの詳細についても報告する予定である。