東邦亜鉛株式会社小名浜製錬所の紹介

摘要

東邦亜鉛株式会社は，昭和12年日本亜鉛製錬株式会社として安中製錬所（群馬県）を建設，電気亜鉛の製錬を開始した．その後昭和36年小名浜臨海工業地域開発第1号として小名浜製錬所（福島県）の建設を決定，昭和38年に亜鉛の焙焼，硫酸の製造を開始した．小名浜製錬所がスタートしてから40年が過ぎ，電気亜鉛製錬と言う当初の目的から，非鉄製錬技術を生かした環境関連事業の本拠地としての地位を確立している．もちろん現在も海外から入ってくる亜鉛鉱石の前処理となる亜鉛焼鉱·硫酸の製造をメインに操業を行って，亜鉛焼鉱は電気亜鉛製錬の次工程となる安中製錬所へ毎日ピストン輸送している．また，非鉄製錬技術を生かした環境事業として，1．電炉ダストからの酸化亜鉛の回収2．産業廃棄物処理3．ニカド電池処理を手掛けており，"地球にやさしい環境保全と高品位の製品で社会に貢献"をスローガンに日々の活動を行っている．