JSNP Excellent Presentation Award for CINP2014:海馬テ口メァ長における抗精神病薬の影響

摘要

統合失調症の発症には，神経発達期における過剰なストレス負荷などの環境要因が脳の正常な発達を障害するという『発達障割反説]が提唱されており，それを支持 する臨床学的?基礎科学的データが難しつつある.その中，欧米の統合失調患者の末梢血ゲノムサンプル において，テロメァが有意にMしていることが報告さ れた(Kaoetal,2008).テロメァとは染色体魏部にある 繰り返し配列を有する構造体であり，複製によるDNA 繊のMに対して保護的な機能をもつ.一方で，神経 発達期のストレス負荷はテロ メァ織宿を引き起こすこと が知られていた(Epel et al, 2004; Entringer et al,2011).