平成21年のダウンロー ド数について

摘要

Journal of Smooth Muscle Researchに掲載された論文が平成21年にダウンロー ドされた数をまと'め，その集計結果を図1にまとめた.例年と同じように，平成21年(2009)も総説が原著論文より圧倒的に多かったので，原著論文(図1A)と総説論文（図IB)に区別してグラフにした.図を見ると，より新刊の論文，すなわち第44巻と第45巻に掲載された論文のダウンロード数がそれ以前に刊行された論文に比べ圧倒的に多いことに先ず気が付ぐこれは新しい論文を見たいと思う人が多いということの現われで，至極当然め事であろう.平成21年の原著論文についてダウンロード数の推移を眺めてみると，ダウンロー ド数が計測されはじめた第36卷から第43巻までの8年間は，ダウンロード数は概ね30回前後で，特に目立った大きな変動は無く，時折70~80回前後の論文や10~20回程度の論文があることがわかる.強いて言えば第41卷頃から全体的にダウンロー ド数が増加しているようにも見えるが，論文刊行から3年もすると，そのあと少なくとも10年位までの間は，ほぼ一定数の研究者が論文にアクセスしたと考えて良いように思う.