Pseudococcomysa sp．KJ strainの屋外培養法の開発

摘要

近年，地球温暖化に伴う様々な気候変動が世界で起き ており，その原因として温室効果ガス（GHG）の増加が 挙げられている。そこで，人間が産業革命以来の発展を 遂げる中で増加し続けているGHGを削減するため，化石 燃料に代わる様々なエネルギー源が模索されている。我々 は細胞内にオイルを蓄積する微細藻類に注目し，そのオイ ルをバイオ燃料源として利用する技術の開発に取り組んで きた。多くの微細藻類はGHGである二酸化炭素と光エ ネルギーを元に炭水化物，タンパク質，オイル等の有用物質を合成することができる。