腎移値術

摘要

血液型適合移植の場合は，自己血を400~800 ml準備する。術後はどうしても貧血になりやす く，予想より出血量が多くなつた場合，自己血輸 血ができると患者の状態が安定しゃすく，術後管 理が行いやすくなる。原則として血液型不適合の 場合は自己血貯血は行わないが，抗血液型抗体偭 が低い場合には行ってもよい。提供された腎を左右どちらの腸骨窩に移植する かは原則として術者がやりやすいと考えるほうで よい。当院では，一次移植の場合は，移植腎が左 右どちらでも右腸骨窩を手術部位として選択して いる。