放射性医薬品副作用事例調査報告　第19報（平成8年度　第22回調査）

摘要

日本アイソトープ協会医学·薬学部会放射性医薬品安全性専門委貞会で毎年実施している副作用事例調査は回を重ねて22回となった．この調査は，in vivo核医学検査と非密封RIによる治療の目的で使用される放射性医薬品投与に関連して発生した副作用（adverse reaction）事例，ならびに放射性医薬品の不良（drugdefect）事例の発生頻度とその内容を調べて報告するものである．第21回（平成7年度）までの調査結果の概要はこれまで18報にわたって本誌に報告してきた．今回は平成8年4月1日より平成9年3月31日までの1年間に発生した事例について，平成9年に調査した結果を報告する．