平成9年度 診療·研究に関する倫理委員会報告（着床前診断に関する検討経過報告と答申）

摘要

日本産科婦人科学会では平成8年度に理事会内に設置された診療·研究に関する倫理委貞会（佐藤和雄委員長）において，理事会からの諮問に応じて，ヒト体外受精·胚移植を応用した受精卵（胚）の着床前診断に関して検討を行い，答申をまとめた．本件に関して理事会は，答申に含まれる内容は社会的，倫理的に広い範囲の検討が不可欠と判断し，内容を平成8年度倫理委員会報告として学会誌に掲載し，会員からの意見を広く傾聴することにした．