転移性腎癌におけるスニチニブ2週投与 1週休薬投与法の安全性と有効性

摘要

転移性腎癌に対してスニチ二ブは広く使用されてい る力有害事象により内服中止を余儀なくされる症例 も少なぐない.今回，有害事象軽減を目的として，標準投与法である4週投与2週休薬（4投2休）を2 週投与1週休薬（2投1休）に変更することによる安 全性および有効性に関して前向きに調査した.兵庫医科大学，神戸市立医療センター中央市民病 院，西神戸医療センタ一において2011年10月-2013年3月の間に転移性腎細胞癌に対して分子標的薬（スニ チニブ）治療を開始した24例を対象に，スニチニブを 2投1休で投与し，有効性および有害事象の発生頻度 について前向きに調査した.2週投与1週休薬を1 コースとし，2コースを1サイクルと定義した.