P5　吸収性局所止血材料と吸収性癒着防止材料の安全性に関する研究（1）細胞毒性試験による評価

摘要

全ての医療材料は安全性を評価する必要がある。特に生体と直接接触し、体内の出血部位に使用される止血材料や、吸収性癒着防止材料等のように生体内で使用され、かつ吸収性の材料の安全性評価は重要である。本研究では外科手術で用いられている局所止血材料4種と癒着防止材料1種の安全性評価を細胞毒性試験により行った。 材料1サージセルは酸化セルロースのガーゼ状吸収性止血剤である。 骨の再生を妨げ、神経と視力障害を起こした報告がある。材料2アピテンは微線維性コラーゲン塩酸塩であり、各種手術時の止血材料として一使用されている。 肉芽腫の不具合報告がある。