消化性潰瘍薬：制酸薬，抗コリン薬

摘要

コランテルは顆粒状の製剤で，1g中に塩酸ジサイクロミン5mg，乾燥水酸化アルミニウムゲル400mg，酸化マグネシウム200mgを含む複合薬である．塩酸ジサイクロミンは，抗コリン（アトロピン様）作用や，パパベリン様作用を石する鎮痙薬で消化管側の副交感神経を遮断，または直接の作用で消化管の平滑筋を弛緩さす．この作用により消化管平滑筋の攣縮を改善して痛みを和らげ，また塩酸分泌を抑制する．