視触覚同期通信のための低遅延ライブストリーミング手法

摘要

視触覚通信において通信帯域が十分でない場合，視覚情報が通信機器に無視できない負荷を与え通信遅延が増加する結果，遠隔地の物体の硬さの再現性が劣化する．本研究では取得画像をブロック分割して変化量の大きいブロックを抽出し，ブロック数に応じて量子化幅を調整することで通信機器への負荷を低減する手法を提案する．本手法により視覚通信に伴う通信遅延の揺らぎを緩和し，視触覚通信の性能劣化を抑制できることを解析および実験により確認する．