UWB信号を用いた測距アルゴリズムに関する一検討

摘要

本稿では超広帯域(UWB)信号を用いた伝播時間推定による測距方法について、受信側での検波方法および統計処理が測距精度へ与える影響について評価を行う。検波方法としては同期検波·エネルギー検波について、統計処理としては平均値·中央値·最頻値にもとづく場合について、それぞれ加法性白色ガウス通信路およびIEEE802.15.4aマルチパス環境下における計算機シミュレーションより評価を行う。また評価を行う統計処理の他に、パルス信号の送信間隔時間に着目した測距アルゴリズムを提案し、計算機シミュレーションによる評価結果を示す。