空いている土地

摘要

空間を設計する。それは「充実した間」を作ること，だと思っているが，「空いでいる地」空いている場」白身を設計することも必要なのかもしれない。今，都市には「空いている土地」が無さずぎる。「空き地」と聞いて，どんな場所を，風景を思い出すだろうか。背の高い草がぼうぼうと生えた広がり。ある刷毛ラえもんほ出てくる，でこぼこの地面に，のび太がその上で昼寝をしているような大きな土管。それとも，鉄条網や防護柵に囲われ，空き缶が投ぼ入れられたような場所の「立入禁止」の立て札だろうか。