中央官庁庁舎における太陽光発電設備の整備

摘要

国土交通省では，平成10年に「環境配慮型官庁施設（グリーン庁舎）計画指針」等を制定し，グリーン庁舎の整備等を行うなど，先導的に地球環境保全対策に取り組んでいるところです。 太陽光発電は，設置にあたって周辺へ与える環境負荷が少なく，動作時にも温暖化ガスや大気汚染物質の排出が無いので,地球環境に優しく電気工ネルギーを得ることができます。 しかし，設備システムが未だ高価である事が普及の障害となっており，関連技術の普及等を促進するために，国が率先して導入することが有効であると考えられます。そこで関係省庁の協力を得て，内閣府庁舎をはじめとする霞が関付近の中央官庁庁舎12施設に，太陽光発電設備を整備することになりました。国土交通省では，そのうち9施設容量340kWについて，平成14年3月から整備を行い，平成14年12月に完成しました。