多周波T（0,1）モードガイド波を用いた配管の減肉形状推定

摘要

実験より得られた多周波のT（0，1）modeガイド波の減肉での反射振幅値から減肉の形状を推定する逆演算方法を考案した。逆演算では，断面欠損によりガイド波の反射が発生することを基本にして，軸方向の断面欠損分布に応じて積分することで任意形状分布での反射率を計算するモデルを用いている。内面減肉として，薄肉形状で深さ1mmで減肉幅30-120mmの試験片を用いて実験値を求め逆演算した結果UTで計測した減肉分布に非常に近い値が得られたので報告する。