石川県立能登高等学校小型実習船“おおとり丸”

摘要

今回建造された「おおとり丸」は、地元の方々にも愛されるよう、能登半島で古くから植栽され見事な花を咲かせる「のとキリシマツツジ」の深紅色のラインを特徴としたデザインとなっており、耐航性·操縦性·復原性に優れています。また、生徒の安全に配慮した主機関2基2軸方式の採用や、環境に配慮したLED集魚灯の装備など、時代のニーズを考慮した船体となっている点もこの船の特徴の一つです。漁業実習では、イカ釣り、トローリングはもちろん、ネット·ラインホーラーを使った刺網や延縄実習のほか、養殖用ダビットを装備しており、カキ、コンプ、アワビ等の栽培漁業·養殖実習に適応しています。さらに、海洋観測·海洋生物採取、環境調査実習等の漁業活動以外の実習も行うこととしており、生徒の様々なニーズを反映した学習ができるものと期待しております。