スイッチング電源用フェライトコアの実便刷犬態に於ける電力損失測定

摘要

スイッチング電源の変圧器磁芯に使用されるフェライトコアに閲し、実使用状態に於ける電力損失、測定法の詳細について報告する。簡単で便利な積分法を用いて、対称正弦波、対称矩形波、そして非対称矩形波電圧励磁時のコア電力損失を測定した。 しかしこの方法は励磁電流検出装置に遅延時間があると測定値に誤差を生ずるので遅延時間のない励磁電流検出装置を使用しなければならない。遅延時間のない電流検出装置として高周波抵抗韓が使用されるが、非対称矩形波電圧励磁時のコア電力損失測定に対し単純には使えない。 そこで入力電流法と名づけた初歩的であるがしかし実用的な測定法を提案し、非対称矩形波電圧励磁時のコア電力損失測定に用いた。 これらの測定法を基本的測定法であるカロリーメ夕法と比較し評価した。その評仙結果、測定上の注意点、誤差要因とその補正方法について述べる。