3.7GW·51％増、日本シェア大幅低下--首位にQ－Cells（独）、中国勢が大躍進

摘要

米国の太陽電池専門誌「PV News」は07年における世界の国·地域別、企業別の太陽電池セル·モジュールの生産実績をまとめた。 それによると米国·日本·欧州·その他地域の07年の世界総生産は3，733MWとなり、06年の2，473．7MWに比べ50．9％増と大幅増加を記録した。 中国と欧米が大増産をマークしたが、日本は原料ポリシリコンの品不足と価格高騰に圧迫されて0．7％の減産となった。 地球温暖化など環境·省エネ問題にワールドワイドな関心が高まる中、ドイツやスペインなどでクリーンエネルギーの太陽光発電の電力を、市場相場を大幅に上回る価格で国が買い取るフィードイン·タリフ制度を実施するなど、手厚い優遇策を実施して欧米では需要が急増、これに対応した増産が進む。 生産推移は別表の通りで、04年60．8％増、05年48．1％増、06年39．7％増、07年50．9％増と依然高成長が続く。