北国風雪賞一隅を照らす　輪島塗·塗師　稲木　正伸さん

摘要

おれたちが下地を良くせんと、沈金や蒔絵の加飾の人が弱るげぞ、とよく話しています。作家の人らから「ありがとう。心を込めて彫らせてもらうよ」なんて言われたら温かい気特になり、やってて良かったとつくづく思います。「むらがなく、いいがに描かれた」という声を聞けば、いくつになってもうれしいね。