第123回例会見学会（平成21年11月13日）見学記

摘要

関西大学での第123回例会に続き，大阪府堺市にある大阪府エコタウンの見学を行った。見学者一行は午前9時にJR新大阪駅をバスで出発し，ホテルマーレ南千里を経由した後に定刻通り大阪府エコタウンに到着した。最初に訪れたのほ近畿環境興産（株）堺SC工場である。“SC”は“Subcritical：亜臨界”の略であり，その名の通り，亜臨界水の反応を利用して廃棄物の処理·再資源化を行っている。水は温度を374°C，圧力を22Mpa（大気圧の約220倍）まで高めると水（液体）でも水蒸気（気体）でもない状態になる。この臨界点よりやや低い近傍の状態にあるのが亜臨界水であり，この亜臨界水が持つ作用を利用してさまざまな廃棄物の再資源化が行われている。