2014年ボンド磁石生産が好調に推移、1万1970トン前年比15％増にフレキシブル20％増、希土類39％増、リジッド10％増へ

摘要

日本ボンド磁性材料協会は、2014年の日本国内及び日系海外メーカーの磁石生産推定をまとめた。それによると、日本国内におけるボンド磁石の生産は景気回復や需要増に伴い全般的に伸張した。希上類系では異方性材料や車載用途の進展などから増加。フレキシブルフェライト系も新たな需要増から増加した。リジッドフェライト系はエアコンの販売が不調だったものの他用途がカバーしたかたちになった。これらから国内生産の合計は10400トンから11970トン前年比15％増を達成したとみられる。また日系メーカーの海外生産については、同じように車載用途の伸張がみられるものの中国国内景気の鈍化などとも相まって微増と推定した。金額ベースでも2014年は384億円と同31％増を達成した。